生活習慣病である糖尿病、高血圧、高脂血症や喫煙はいずれも動脈硬化を来たし血管閉塞による脳梗塞や心筋梗塞・狭心症などの合併症を来たすことが問題です。このためこれらの治療にあたっては全身の動脈硬化がどの程度進行しているかを把握することが重要です。動脈硬化を評価する方法には幾つかありますが、最近では超音波エコー検査を用いた頚動脈の観察が最も有効とされています。具体的な方法としては頚動脈の下記ポイントを観察します。
1)内中膜肥厚頚動脈は内・中・外膜の三層構造になっていますが、この内・中膜の厚さが動脈硬化の指標となります(1.1mm以上を肥厚と判断します)。2)プラーク内・中膜が動脈硬化のために局所的に肥厚するものでこれが脳塞栓症の原因になります。 |
当院でも頚動脈エコーによる動脈硬化の検査を行っています。
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