鎌田クリニック 内科・呼吸器科・アレルギー科
川崎市宮前区平2−11−3 YOUビル1F
TEL/FAX 044−870−8081

メタボリック症候群

メタボリック症候群とは?

肥満を病態の中心として糖尿病・高脂血症・高血圧症などの生活習慣病を複数合併している病態です。この状態では動脈硬化性疾患である脳梗塞、狭心症、心筋梗塞、閉塞性動脈硬化症などをそれぞれ単独の場合に比べてはるかに起こしやすいとされています。
メタボリック

どのように診断されるの?

以下のような診断基準で診断されます。

診断基準

どのような症状が起きるの?

初期には自覚症状などはありませんが、放置しておくと重大な動脈硬化性疾患である脳梗塞、狭心症、心筋梗塞、閉塞性動脈硬化症などを起こします。 例えば冠動脈疾患(狭心症や心筋梗塞)を例に取ると、右のグラフのように危険因子(肥満・高脂血症・高血圧・糖尿病)の合併する数が増えていくと危険率は飛躍的に増加していきます。
グラフ

どのように治療するの?

治療の原則としてはまずは適正な体重に戻すことです。これには食事療法や運動療法があります。また薬物療法としては合併した高脂血症、高血圧、糖尿病に対してそれぞれに合わせた薬が選択されます。

適正体重とは?

一般にBMI(Body mass index)で求められます。正常は18.5〜25の範囲です。

BMI=体重(kg)÷身長(m)2

やせるための食事のポイントは?

1.1日3食をバランス良く食べましょう

日本人の食事は一般に朝・昼軽く、夕食に多く食べる傾向があります。夜間は食後の消費カロリーも少なく、また寝ている間は自律神経のうち副交感神経が優位になるためエネルギーが蓄積されます。

2.早食いは禁物です
満腹中枢が働く前に必要以上にたくさん食べてしまいます。
3. 野菜や海草、汁物から食べましょう
低エネルギーのものでまずおなかを満たしましょう。また食事の量が物足りない場合も低カロリーの食材(こんにゃく、寒天、ところてん、たけのこ、きのこ、海草類など)で補いましょう。
4. 間食、ながら食いは禁物です。
5. アルコールは食欲増進作用があり脂肪に転換しやすいので要注意です。
お散歩

運動療法は?

以下のような運動療法が推奨されています。

運動療法の表

その他

禁煙 メタボリック症候群患者での喫煙は動脈硬化を助長するので必ずやめましょう。
まさに自殺行為です。

そのほかの病気について読む

HOME | ごあいさつ | 診療のご案内 | 交通のご案内 | 病気のQ&A | リンク集
鎌田クリニック 内科・呼吸器科・アレルギー科
メタボリック症候群のQ&A
Copyright All rights reserved.