鎌田クリニック 内科・呼吸器科・アレルギー科
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睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群はどんな病気?

名前の通り睡眠中に繰り返し呼吸が停止(このため血液中の酸素が低下)する病気でこのため質の良い睡眠がとれず様々な症状が起きます。また重症例では放置すると高血圧や心臓病、脳梗塞などの病気も合併し命にも関わる恐れがあります。
肥満の多い米国では1200万、日本でも症状を有する(日中の眠気)患者が200万人も存在するとされています。決して希な病気ではありません。

睡眠時無呼吸症候群の主な症状

いびき 熟睡感がない 眠っている間に呼吸が止まる 
日中の眠気 起床時の頭痛

睡眠時無呼吸症はどうして起きるの?

上気道(口から気管へとつながる空気の通り道)の閉塞による閉塞型、呼吸の働きを調節する脳幹部の障害による中枢型、それに両者が混在する混合型があります。日本人のほとんどが閉塞型であり肥満、耳鼻科疾患(扁桃肥大、鼻中隔湾曲症、アレルギー性鼻炎、慢性副鼻腔炎)などが誘因になっています。

睡眠時無呼吸症はどうやって検査するの?

まずは簡易モニター検査を行います。夜間に小さな機械を持ち帰っていただき自宅にて行う検査です。機械には2つのセンサーがあり1つは鼻からの気流(つまり呼吸をしているかどうか)をチェック、もう1つは指につけて酸素飽和度と脈拍を測定します。具体的には1時間あたり10秒以上の無呼吸(あるいは呼吸が浅くなる低呼吸)が何回あるかで診断します。この値を無呼吸・低呼吸指数(AHI)と呼び5以上なら睡眠時無呼吸症候群の診断になります。
当院でも多くの患者様に行っております。ご心配の方は是非一度ご相談ください。

睡眠時無呼吸症の治療は?

軽症の患者さんでは生活習慣の改善による肥満の解消、自然な睡眠に影響する過度の飲酒や睡眠薬の中止です。また扁桃肥大や慢性副鼻腔炎などが関与している場合には耳鼻科的な治療も行われます。
中等症以上では経鼻的持続陽圧療法(Nasal CPAP)が適応となります。これは鼻マスクを介して一定の陽圧を気道にかけることにより睡眠中の気道の閉塞を防ぐ方法です。また人によっては夜間装着するマウスピースが効果的な場合もあります。 治療法は個人個人によって異なります。また睡眠時無呼吸症候群の患者さんは糖尿病、高血圧症、脂質異常症などの生活習慣病が合併している場合が多く、あわせて治療を行っていく必要があります。是非外来にてご相談下さい。
健康に気をつける

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